2025年6月26日、大阪・関西万博のフランス館にて開催されました「FRENCH CREATION DAY」にて、ラウンドテーブルセッションに参加させていただきました。
本イベントは、フランスのライフスタイル「Art de vivre à la française(アール・ド・ヴィーヴル)」をテーマに、卓越したものづくりを世界に発信する巡回型展示会の一環として、在日フランス大使館貿易投資庁-ビジネスフランスの主催により実施されたものです。
「Art de vivre à la française」は、2009年より毎年開催されており、フレンチメイドの魅力を主要都市で紹介することで、認知向上と新たな市場の開拓を目指しています。今回、大阪・関西万博フランス館で開催された「FRENCH CREATION DAY」では、日仏間の交流を目的としたラウンドテーブルセッションやネットワーキングが行われました。登壇者たちは各分野における知見や経験をもとに、日仏のクラフトマンシップとその未来について多角的に意見を交わしました。
伝統と革新、地域性と国際性が交差する場で、弊社代表は、「伝統の継承と革新」をテーマに意見を共有し、セッションの締めくくりも務めさせていただきました。
ラウンドテーブルセッションには主に、以下の方々が登壇されました:
京都市産業観光局 クリエイティブ産業振興室 工芸係長 秋山 龍哉 氏
JapanCraft21代表 バイメル・スティーブエン・ヘイウッド 氏
フランス産業財産庁 アジア太平洋地域 代表 ジュリー・エルヴェ 氏
フランス靴連盟 常任理事長 ミシェル・ギュー=ポネ 氏
LVMHジャパン メティエ・ダール ディレクター 盛岡 笑奈 氏
スタジオ・タケ CEO ロール・ジュリアン 氏
ENP AGENCEMENT 会長 フロラン・ピノ 氏
イベント終了後には、フランス館の館内ツアーも行われ、建築・展示デザインに込められた思想やコンセプトについて、丁寧なご案内をいただきました。さらに、特別にVIPルームにもご招待いただき、ものづくりを通じた国際的な交流の重要性をあらためて感じるひとときとなりました。
実は、フランス館のVIPルームには、弊社とフランス人デザイナー、セリーヌ氏とのコラボレーション開発による照明「COCOON Light」の他、弊社でプロデュースをさせていただいた弘誠堂さんの「屏風」「コーヒーテーブル」「サイドテーブル」も展示いただいております。
このような展示の機会をいただき、日本の伝統工芸や和素材が持つ可能性を改めて感じております。
こうした国際的な舞台で、日本の技と美を伝える機会をいただけたことに深く感謝しております。今後も、京和傘伝統を守りながら、新たな和傘の可能性を探求してまいりたいと思います。